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頽廃的な世界を二人で生きていく・・・アニメ化も決定した『少女終末旅行』



読んでいる作品が次々と映像化されて行ってしまう昨今、そんなに急いでアニメにしなくてもいいのに・・・と思いつつも楽しみにしている自分がいます。
今日はWeb漫画サイト・くらげバンチから『少女終末旅行』を紹介していきたいと思います。

少女終末旅行 1 (BUNCH COMICS)

作品名少女終末旅行
作者つくみず
掲載誌BUNCH COMICS

あらすじ


繁栄と栄華を極めた人間たちの文明が終わりを迎えてから長い年月が過ぎた。人間たちのほとんどが死に絶え、生き物さえもいなくなった終わりを迎えた世界。複雑に建造された都市はまるで迷路のような廃墟となり、整備するものがいなくなった機械たちは徐々にその動きを止めていく。いつ終わってしまったのか、いつから終わっているのか、そんなことを考えることさえなくなった終末の世界であてのない旅を続ける二人の少女。チトとユーリは今日も愛車ケッテンクラートに乗って廃墟の中を彷徨っていた。終末の世界をほのぼのと生き抜くディストピアファンタジーが今、幕を開ける。


感想


人類が栄華を極めた文明が戦争によってあっさり崩壊してしまった世界。もうほとんど人は残っておらず、主人公の二人は大きな目的もなく荒廃した街を往く。
建物やかつて人が生活していた痕跡などを見つけては思いを馳せたり、まだ生きている設備や食べられそうなものを探して旅をするという物語。
つくみず先生のゆるっとした作画が救いのない終わりに向かっていく世界にフィルターをかけてくれて、とてもいい雰囲気で読めます。
戦争の背景などの詳細はあまり描写されていませんが、街中に兵器がぞんざいに落ちていたりするので市民レベルでも戦争に参加していたのかなあとか宗教施設が多くみられるので宗教戦争なのかなあなどといろんな想像ができます。
話としては激しい面白さとか悲痛な展開とかがないので刺激を求める人にはあまり面白いと感じられないかもしれませんが、作品の世界に浸るのが好きという人にはお勧めです。

退廃的、而して楽観的


2人の旅は目立つ建物があるからそこに行こうとか、目的地を突発的に決めるような感じなので、人がいない中で食料を確保するためにサバイバル・・・!とか、獣に襲われないよう火を絶やさないように・・・!みたいな殺伐とした世界ではないところが読みやすくていいと思います。まあサバイバル漫画でもそれはそれで面白いかもしれませんがリアリティが必要になってくるので相当ご都合主義にならないとあっという間に食料が尽きて話が終わってしまいそうです(笑)
個人的に好きな話のツボは、チョコレート味のレーションを食べて「チョコレートって何だろう」と思ったりするのがいいですね。

他の登場人物も・・・


ほとんど人がいない世界といっても全くいないわけではなく、その旅の中で出会う人もいます。
旅をしながらマッピングをしていき、都市を地図におさめることを生きる目的としているカナザワ。
飛行機の格納庫に住んでいて、飛行機の設計図から自作のプロペラ機をひとりで作っているイシイ。
どちらの登場人物も役に立つとか立たないとかでなく、自分のやりたいことをこの世界で生きる目的として見出しています。
彼らはどちらもアクシデントに見舞われてしまいますが、やはりこの世界で生きていく上で一生続けていくんだろうなというような空気を感じました。

10月からアニメ化も!


現在既刊4巻ですが、はやくもアニメ化に・・・! http://girls-last-tour.com
1クールでどこまで行くんでしょうか。世界観をそのままにアニメオリジナルでもいけそうな気もしますが、変にいじって失敗されるとがっかりなので原作どおりが一番いいですね(笑)
WEB連載されているくらげバンチにもコメントが載っているのですが、監督のコメントがなんだか自分の思っているチトとユーリというキャラクターのテンションとちょっと違うので早くも大丈夫か・・・?と心配しています(笑)
9月には新刊5巻も発売するのでますます勢いがつきますね!

まとめ


最新話でついに愛用してきたケッテンクラートが廃車になってしまいました。
徒歩って本当に移動範囲狭まるのでこれからの旅は大変そうですね・・・
話の展開も、宇宙人が出てきたりとかこういう風な話になりそうだなというのが全く予想できないところがあるので毎月の更新を楽しみにしています。
アニメ化の際に作業などがありそうなので、忙しくなっていそうですが、来月の更新も楽しみにしています。アニメもたのしみですね!

少女終末旅行 1 (BUNCH COMICS)
つくみず
新潮社 (2014-11-08)
売り上げランキング: 10,998


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