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狩る!食べる!!戦う!!!生きて輝けッッ!!!『ゴールデンカムイ』



グルメ漫画・・・ある意味これもそうかもしれません。みんなでチタタプと言いながらエゾリスのたたきを作っていきましょう(笑)

ゴールデンカムイ【期間限定無料】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

作品名ゴールデンカムイ
作者野田サトル
掲載誌週刊ヤングジャンプ
レーベルヤングジャンプ・コミックス

あらすじ


舞台は気高き北の大地・北海道。時代は、激動の明治後期。
日露戦争という死線を潜り抜け『不死身の杉元』という異名を持った元軍人・杉元は、ある目的の為に大金を欲していた…。
一攫千金を目指しゴールドラッシュに湧いた北海道へ足を踏み入れた杉元を待っていたのは…網走監獄の死刑囚達が隠した莫大な埋蔵金への手掛かりだった!!?
雄大で圧倒的な大自然! VS凶悪な死刑囚!! そして、純真無垢なアイヌの美少女との出逢い!!!
莫大な黄金を巡る生存競争サバイバルが幕を開けるッ!!!!
『ゴールデンカムイ』公式サイトより)



感想


僕が『ゴールデンカムイ』で一番面白いと思うところは話の展開の仕方だとおもいます。主人公の杉本の目的は北海道のどこかに隠されたという黄金のありかを見つけるための地図、「犯罪者たちの入れ墨」を手に入れることなのでストーリーとしてはシリアスなはずなのですが、ところどころに確実に笑わせに来るポイントがあり、あまりの緩急の激しさに思わず笑ってしまうのが話の作りが上手いなあと感心します。

作品自体がただ北海道が舞台というだけではなく、アイヌの文化や言葉、使う道具や食事など様々な要素が入っていることもいいですね。
食事をする際に食べることに感謝して言う言葉「ヒンナ」や肉を包丁などでたたきながらいう「チタタプ」という「我々が刻んだもの」という意味の言葉などスッと頭に入ってくるような言葉がちりばめられていて面白いです。あとは味噌のことをうんこ「オソマ」とか言ったりですね。作中でみんな食べてますけどね(笑)
ゴールデンカムイでは、こういった食事のシーンの最中に強烈な変顔などをぶち込んでくるので毎回楽しみにしています。



メインキャラクター


杉元佐一


日露戦争で出兵した元軍人。その戦いぶりと瀕死レベルの重傷からでも翌日には走り回るほどの丈夫さから「不死身の杉本」と呼ばれるほど。
戦死した戦友の砂金の話を聞き、北海道の川で砂金を探していたところ、酔っ払いから囚人と埋蔵金の話を聞き、最初は半信半疑であったがその後酔っ払いはクマに襲われ死亡、その遺体に彫られていた入れ墨から確信を得て埋蔵金を巡る戦いに巻き込まれていく。

アシリパ


アイヌの少女で、杉本とはクマに襲われていたところを助けたときに出会い、そこで杉本から埋蔵金の話を聞き共に探すこととなる。
アシリパのリはアイヌ語表記の小文字のリであらわされている。
作中では専らアイヌの文化や料理の解説役となっている。

白石由竹


元囚人で埋蔵金の在処の入れ墨が彫られている。脱獄が得意で度重なる逃亡から「脱獄王」と呼ばれる。
杉本とは埋蔵金の分け前をもらうという約束から協力することに。
杉本と敵対する陣営にも面識があり、スパイのような活動もしている。

料理シーンだけじゃない見どころ


ゴールデンカムイでは一癖も二癖もある敵キャラがたくさん出てきます。たくさん出てきますがきちんとキャラの書き分けができてるところがすごいところですね。
彼らとの入れ墨を巡る戦いは息をのむスピード感、臨場感があり、作品に緊張感をもたせてくれます。
新選組の土方歳三永倉新八なども出てきます。もちろん時代が時代なので(仮に生きていたとしても)かなり高齢ですが、その強さは本物で、並居る敵対者を圧倒するほどです。

戦うのは人ばかりではなく、クマも良く出てきます。敵味方関係なく襲われます。かつての北海道はそんなにクマがいっぱいいたのでしょうか。
この前北海道の動物園に行ったときにクマを見ましたが、とても人間が戦って勝てるようなサイズじゃなかったのをよく覚えています。銃を渡されても御免です(笑)

こんな人にオススメ


バトル漫画は好きだけれどただ戦うだけの漫画は食傷気味・・・という人におすすめです。
個性の強いキャラクターたちがそれぞれの思惑が絡み合う中で戦っていったり共闘したりするのでなかなか飽きさせない話になっていると思います。
また、アイヌの知識が全くない状態で読み始めましたが、面白く描かれているので迫害されていた~とかかわいそう~などといった印象ではなく、狩りの仕掛けの様子使っていた道具木や動物の名前などを紹介しているので楽しい気持ちのままアイヌの風習に触れることができると思います。

まとめ


ヤングジャンプで連載されているので比較的単行本化が早いのが単行本派にはうれしいです。
杉本たちの目的ははっきりしていますが未だ終わりが見えないのでこれからどうなっていくのか先が楽しみです。
楽しみにしているのは話だけではなく、食事シーンとか変顔とか新しいキャラクターとか勢いが衰えることを知らない『ゴールデンカムイ』にこれからも注目ですね。

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