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身長9cmから見る穏やかな世界観!『ハクメイとミコチ』



みなさん漫画を買うときってどんな風に買うのでしょうか。
雑誌で読んで気に入ったものを買うとか、この人の作風は全部好みだろうと作者買いするのか、売れているランキングから選ぶのか・・・
僕はわりと本屋や電子書籍のページで表紙を見て気に入ったものをジャケ買い派、あるいは描いた人の作品全部集める作者買い派のどちらかですね。
もっというと本屋で表紙がよかったのをネットで試し読みしてから買うとかもやります。
というわけで今回は表紙が魅力的だった『ハクメイとミコチ』の紹介です。

ハクメイとミコチ 1巻<ハクメイとミコチ><noscript><img src=

作品名ハクメイとミコチ
作者樫木祐人
掲載誌ハルタ

あらすじ


ハクメイとミコチは身長9cmの小人で大楠の洞に住んでいます。彼女たちの視点から見た世界は大きいものばかり。
昆虫と会話したり動物たちと一緒に建物を作ったりなんかもします。
不思議でかわいらしい世界を細かな描写で表現しています。

感想


上にも書いた通り、表紙のデフォルメされたキャラクターに対してやたら植物を描き込んでいたりというギャップがすごかったので思わず購入してしまいました。
小人たちや動物は割とデフォルメされて描かれているのに昆虫がかなりリアルに描かれているのも個人的にツボです。
彼女たちは基本的に森の中で暮らしていますが、その背景の葉っぱ一枚一枚を一コマずつ全部描いてるんだなあと思うとこの作業量スゲーと描いたこともないのに感心してしまいます(笑)
また、小人たちが暮らすのは森だけでなく町もあります。またこれが石畳や建物を一つ一つ・・・
描写の話は置いといて、街にはかなりの数の人が住んでいます。文明が割と発達している様子で各家にはキッチンや風呂もついているし長距離移動できる汽車もあり、電気はなさそうですがないなりに便利で楽しそうな暮らしをしています。
市場に行けば野菜から香辛料まで様々なものを売っている様子もありますし、露店なんかもあってにぎやかな雰囲気です。
建物は石造りの建物と木造の建物が混在している様子でなんとなく欧州っぽい感じがします。
そんな世界の中で人や動物や昆虫が、仕事をしたり買い物をしたりと日常生活をしているのは見ていてほっこりします。

登場するのは人から昆虫まで


人とは言っても小人たちですが。
主人公であるハクメイとその職場である大工界隈、ミコチの作った商品を卸す商店の界隈、あとは彼女たちが出かけた先で出会う者たちで哺乳類だとネズミリスなどの小動物、イタチアナグマネコタヌキなどの大きめの動物、さらに大きいものはオオカミも登場しました。
も登場しますがしゃべる様子はないようです。
昆虫はオサムシカブトムシクワガタなどの甲虫や、バッタなども登場します。最初は昆虫たちはカタカナ表記でしゃべっているものが多かったのでやっぱり発声器官がないからかなと思いましたが、流暢にしゃべるキャラクターもいたので片言でしゃべってるのはキャラ付けなのかもしれません(笑)
まあそもそも1話からバッタの新聞屋が「まいど」と一言いっているのでなんでもありなんだなと思いました(笑)
肉食の人たちは魚や鳥を食べてるみたいです・・・  物言わぬ生物は食べられてしまうんですね。こういう世界は食糧事情の線引きがそれぞれ違って面白いです。
ただ、今のところ「人間」が登場したことはないです。その形跡もないのでもしかしたら小人の彼らこそがこの世界では「人間」なのかもしれませんね。

こんな人におすすめ


僕のようにちょっと日常から離れた要素を多分に含んだ日常を緩やかに過ごす漫画が好きな人におすすめです。
人だけではなく、いろんな動物や生き物が同じスケールで生活しているのでそういうのが好きな人にもおすすめですね。
ミコチがまめに料理を作るシーンが多いのである種グルメ漫画の要素もあるといえますね。
あとは描き込み具合とかみてほ~ってなるひとは楽しめると思います。1巻の6話のタイトルのページ(呼称がわからない)とか街並み見てウォ~ってなりますよ。

まとめ


今回の感想を書くにあたって、ハクメイとミコチを選んだのはebookjapan.jpで何かいい本出たかなとさらっと眺めていたら特集がやっていたのでこれに決めました。



インタビューを見ていると子供の頃に自然と触れ合った記憶からこの作風が生まれた、というようなことが書いてあって、動物や植物が好きだった人にはこの作品が響くんじゃないかなと思います。
登場するキャラクターに人を貶めようとしたり傷つけたりする悪意のある敵とか出てこない作品なので終始嫌な思いをせずに読めるのも個人的にポイントが高いです。

今気づいたんですが、『ダンジョン飯』と同じ雑誌「ハルタ」で連載されていたんですね。大きめの本屋で今年の2月号のハルタの雑誌を見たとき、表紙がとてもきれいだったのを覚えています。こういう町が人でにぎわっている穏やかそうな雰囲気の漫画がよみたいですね。

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樫木祐人
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