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ヘドロから生まれた困っている人を救う騎士!?『黒き淀みのヘドロさん』



自分はハッピーエンド教徒なので映画でも小説でも漫画でも救われる部分がないと途中で読み進められなくなったり先に話をチェックしたりしてみるのを回避したりしてしまいます(笑)
それでもたまに微妙に不穏な空気の作品が見たくなったりもします。それでも最後はハッピーエンドじゃないと嫌なんですが。
今回はたまに読みたくなる不穏要素のある作家「模造クリスタル」の『黒き淀みのヘドロさん』を紹介します、

黒き淀みのヘドロさん 1 (it COMICS)

作品名黒き淀みのヘドロさん
作者模造クリスタル
掲載誌it COMICS

あらすじ


人々を救うのは黒い”ヘドロ”から生まれた、純真無垢な女の子!?
困っている人々を救うための「白馬の騎士」として、新種の生命体”ヘドロ”から作られた人造人間・クラウネッサ。
誕生したばかりの彼女は善悪の基準があいまいだが、純粋な心の持ち主だった…。
WEBコミック界で絶大な支持を得ている模造クリスタルが描く最新作。


感想


金魚王国の崩壊でおなじみの模造クリスタル先生の単行本です。
海に発生するヘドロ生命体から黒魔術で生み出されたヘドロさんは人々を助ける白馬の騎士として生み出された人造人間です。
悪いものから作られた善性のもの、敵だったものが味方になるように害のあるものがする善いことがもたらす何かというのがテーマなのかなと思いました。
とはいえ1巻ではまだ話の起承転結の転くらいで続きが気にあるところで終わっていますが。
模造クリスタル先生の作品はどれも哲学を持っているというか、曲げられない信念みたいなのがあるキャラクターが多いですね。
今作でいえば今のところ暴力的な面が多いお嬢様ですが、そうしなければいけない理由とか信念みたいなのがあるのでしょう。

学園もの?


主要キャラクターが多いですが、1巻では舞台はヘドロさんことクラウネッサと彼女を作ったリーンちゃん、執事のジローの通う学校がメインになっています。
ジローが使えているお嬢様のひかりは別の女子高に通っています。いずれヘドロさんがそっちに行く展開もあるかもしれませんね。
1巻は学校にあらわれる自称先生の「りもん先生」の素性を調べること。
先生っぽいことをしているにもかかわらず誰もが先生でないことを知っているが、なぜ学校にあらわれるのか、どんな生活をしているかなどは誰も知らず・・・
先生の家に行くもどことなく不穏な雰囲気が・・・
りもん先生とは何なのか、この先の展開が気になります。

デフォルメされた絵柄


4頭身くらいにデフォルメされていて見ていてかわいらしいです
コマ割りというかコマの枠にキャラクターを収めず飛び出して描かれていて、遠近感とか動きがより強調されています。
このくらいの頭身が自分的に丁度いい感じですね。
ほかの作家でいうと道満晴明とかがいいサイズ感で好きです。

まだ生きてきていない設定が多い


リーンちゃんの黒魔術とか、出てきた割りに話に絡みが少ないゲーゲー、ヘドロさんが手を切ってしまったときに出たヘドロ(何かのフラグ?)、石鹸を食べる理由、白馬の騎士設定はどこで生きるのか、お嬢様を取り巻く環境、りもん先生・・・挙げてみると結構ありますね。
おとぎ話とかもありましたし関係ないのかあるのかもわかりませんが、まだまだ話が膨らむ余地しかないですね。
WEBサイトでも続きはまだ公開されていないのでのんびり待つしかないですね(笑)

まとめ


模造クリスタル先生の作品は不思議な雰囲気があって好きです。
うおおおおおもしろい!!というような作風ではないのでもちろん読んだけどあまり・・・という人もいるかもしれませんが、どこか影を秘めたような感じが僕は好きです。

あるいは金魚王国の崩壊を知らない、読んだことがないという人はエビの話が好きなので読んだことない方はぜひ読んでみてください。

金魚王国の崩壊

主人公の女の子もかわいいですがうだつの上がらないパパも好きです(笑)

黒き淀みのヘドロさん 1 (it COMICS)
模造 クリスタル
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