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精緻なイラストで魅せる王道魔法ファンタジー『とんがり帽子のアトリエ』



ハリーポッターシリーズを子供のころから読んでいたので魔法ものが大好物に育ちました。
魔法や魔術はそれぞれ作者の世界観で違う構築のされ方がされているのでそこに注目するのも面白いですよね。
今回は2巻が発売したばかりの『とんがり帽子のアトリエ』を紹介していきます。

とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニング KC)

作品名とんがり帽子のアトリエ
作者白浜鴎
掲載誌モーニングKC

あらすじ


精緻な絵で魅せる、王道ファンタジー!!

小さな村の少女・ココは、昔から、魔法使いにあこがれを抱いていた。だが、生まれた時から魔法を使えない人は、魔法使いになれないし、魔法をかける瞬間を見てはならない……。そのため、魔法使いになる夢は、諦めていた。だが、ある日、村を訪れた魔法使い・キーフリーが、魔法を使うところを見てしまい——。

これは、少女に訪れた、絶望と希望の物語。


感想・ストーリー


まずは1話を読んでみて下さい。
とんがり帽子のアトリエ / 白浜鴎 - モーニング公式サイト - モアイ http://morning.moae.jp/lineup/667

絵がうますぎる!(笑)イラストレーターだときいてなるほどと得心しました。もう開幕のカラー見開きから雰囲気に引き込まれます。
初めにこの漫画を知ったのはツイッターで「こういう漫画表現って素敵ですよね」と13Pの梯子を下りるシーンが画像付きでツイートされていたものを見て「たしかに!」と思い、すぐにお気に入りに追加したところからでした。
ストーリーは田舎の仕立て屋の娘のココが、ある日店に訪れた魔法使いのキーフリーが壊れた馬車を直す魔法をかけるところを盗み見てしまうところから始まります。
ココは小さいころ、城のお祭りで魔法使いへのあこがれから「魔法の絵本」を魔法使いを名乗る仮面の男から買いました。しかしこの世界では魔法の力は持って生まれるもので、普通の人間には魔法は扱えないものと認識されていたため、母親に諭されたココはなんとなくあきらめきれないまま過ごしてきました。
しかし、キーフリーが魔法をかけるところを見てしまったココは「魔法の絵本」に書いてある魔法を試さずにはいられませんでした。
何度も試すうちに魔法陣の特性などを発見していき、ついに薄い紙に透かして描くことで完璧にコピーできると気づきます。
そして発動した魔法はココの母親を家もろとも石化させてしまいました。その母親にかけられた禁止魔法を解くために魔法を勉強していく・・・といったストーリーです。

魔法の法則


自分の中では、理論に基づいて起こす不可思議な現象は魔術ととらえていて、何のリスクも準備もなしに願いをかなえるモノを魔法と考えています。
なのでこのとんがり帽子のアトリエで使われているのは魔術と思っています。
持論は置いておいて(笑)作中ではちゃんと魔法陣をかくときのルールが決められており、1巻の巻末にまとめられています。
魔法の効果を決める「紋」形、大きさ、方向を決める「矢」、紋と矢を囲う円で閉じると魔法を発動できる「陣」と、ちゃんと法則を持たせているのがいいですね。
ハリーポッターも呪文と杖の動かし方、あとは魔法を使う意思なども反映されていたのでしょうか、ある程度理由がついていると多少滅茶苦茶なことをしてもまあ魔法だから・・・と納得できていいですよね(笑)
あとは書き溜めておいた魔法陣の円・・・陣を閉じるだけですぐに魔法が発動できるというのはこの世界の魔法の仕組みをうまく使っていてすごくいいと思いました。

ココの成長


ココは仕立て屋で培ったきれいに真っ直ぐな線を引く技術があったために、多少陣を描くのにアドバンテージがありましたが、やはり生まれが普通の人間の生活なので、基本的な魔法を扱うのがまだ苦手な様子です。
そんなココに対してキーフリー先生が「学びたいことは生活に取り入れてしまうのが一番」と教えました。
たしかに必要なことで毎日何度も行う行動は自然に慣れていくものだなと思いますし、ンッンーこれは名言だなと言わざるを得ないです。
漫画はストーリーが進んでいくワクワク感も大切ですがこういったキャラクター質の普段の生活を垣間見れるようなシーンが僕は好きですね。
ピクニックに行くといって外に雨が降っていることでがっかりした後に「僕たちは魔法使いなんだよ」といって雨をよける魔法を使うキーフリー先生かっこよすぎてやばいですね。

まとめ


魔法使いと言いますが、魔法を使うのにしっかりと魔法陣の構築や描く練習、使う練習などが必要で万能じゃないところがきにいっています。
ストーリーが王道と言われているようですが、魔法で戦うことを目指すわけじゃないし・・・と思っていますがこれから戦いが起きてしまうのでしょうか。
作中でも言っていましたが、人を幸せにする魔法を使えることに喜びを見出している彼女たちが人を傷つける魔法を使わないようなストーリーだったらいいなと思っています。

8月のはじめに2巻が発売されたばかりですがもう続きが気になりますね・・・次の巻が発売されるのが楽しみです!



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